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マイクロソフト月例パッチ(Microsoft Patch Tuesday)- 2013 年 7 月

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今月のマイクロソフトパッチリリースブログをお届けします。今月は、36 件の脆弱性を対象として 7 つのセキュリティ情報がリリースされています。このうち 24 件が「緊急」レベルです。

いつものことですが、ベストプラクティスとして以下のセキュリティ対策を講じることを推奨します。

  • ベンダーのパッチが公開されたら、できるだけ速やかにインストールする。
  • ソフトウェアはすべて、必要な機能を使える最小限の権限で実行する。
  • 未知の、または疑わしいソースからのファイルは扱わない。
  • 整合性が未知の、または疑わしいサイトには絶対にアクセスしない。
  • 特定のアクセスが必要な場合を除いて、ネットワークの周辺部では重要なシステムへの外部からのアクセスを遮断する。

マイクロソフトの 7 月のリリースに関する概要は、次のページで公開されています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-Jul

今月のパッチで対処されている問題の一部について、詳しい情報を以下に示します。

  1. MS13-052 .NET Framework と Silverlight の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2861561)

    TrueType フォントの解析の脆弱性(CVE-2013-3129)MS の深刻度: 緊急

    影響を受けるコンポーネントが、特別に細工された TrueType フォントファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性により、特別に細工された TrueType フォントファイルをユーザーが開いた場合に、リモートでコードが実行される場合があります。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全な管理者権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

    配列アクセス違反の脆弱性(CVE-2013-3131)MS の深刻度: 緊急

    .NET Framework がサイズの小さな構造体の多次元配列を処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。

    デリゲートリフレクションを回避する脆弱性(CVE-2013-3132)MS の深刻度: 重要

    リフレクションを実行する特定のオブジェクトの権限を .NET Framework が検証する方法に、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。

    匿名メソッドのインジェクションの脆弱性(CVE-2013-3133)MS の深刻度: 重要

    リフレクションに関係するオブジェクトの権限を .NET Framework が検証する方法に、特権昇格の脆弱性が存在します。

    配列割り当ての脆弱性(CVE-2013-3134)MS の深刻度: 緊急

    .NET Framework がサイズの小さな構造体の配列を割り当てる方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。

    デリゲートシリアル化の脆弱性(CVE-2013-3171)MS の深刻度: 重要

    .NET Framework がシリアル化中にデリゲートオブジェクトの権限を検証する方法に、特権昇格の脆弱性が存在します。

    NULL ポインタの脆弱性(CVE-2013-3178)MS の深刻度: 重要

    Silverlight が NULL ポインタを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。

  2. MS13-053 Windows カーネルモードドライバの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2850851)

    Win32k のメモリ割り当ての脆弱性(CVE-2013-1300)MS の深刻度: 重要

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない場合に、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    Win32k 逆参照の脆弱性(CVE-2013-1340)MS の深刻度: 重要

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    Win32k の脆弱性(CVE-2013-1345)MS の深刻度: 重要

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    TrueType フォントの解析の脆弱性(CVE-2013-3129)MS の深刻度: 緊急

    影響を受けるコンポーネントが、特別に細工された TrueType フォントファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性により、特別に細工された TrueType フォントファイルをユーザーが開いた場合に、リモートでコードが実行される場合があります。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全な管理者権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

    Win32k の解放後の使用方法に脆弱性(CVE-2013-3167)MS の深刻度: 重要

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    Win32k のバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-3172)MS の深刻度: 警告

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、サービス拒否の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    Win32k のバッファ上書きの脆弱性(CVE-2013-3173)MS の深刻度: 重要

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

    Win32k の読み取り AV の脆弱性(CVE-2013-3660)MS の深刻度: 緊急

    Windows カーネルモードドライバがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない方法が原因で、特権昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、昇格した特権で任意のコードを実行できる場合があります。

  3. MS13-054 GDI+ の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2848295)

    TrueType フォントの解析の脆弱性(CVE-2013-3129)MS の深刻度: 緊急

    影響を受ける Windows コンポーネントと、影響を受ける他のソフトウェアが、特別に細工された TrueType フォントファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性により、特別に細工された TrueType フォントファイルをユーザーが開いた場合に、リモートでコードが実行される場合があります。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全な管理者権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

  4. MS13-055 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2846071)

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3115)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3143)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3144)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3145)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3146)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3147)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3148)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3149)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3150)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3151)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3152)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3153)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3161)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3162)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3163)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3164)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    シフト JIS 文字エンコードの脆弱性(CVE-2013-3166)MS の深刻度: 重要

    Internet Explorer にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在するため、攻撃者は他のドメインまたは Internet Explorer ゾーンの情報にアクセスできる場合があります。攻撃者が、特別に細工された Web ページを作成してこの脆弱性を悪用すると、ユーザーがその Web サイトを開いたときに情報が漏えいしてしまいます。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、他のドメインまたは Internet Explorer ゾーンからコンテンツを閲覧できる場合があります。

  5. MS13-056 Microsoft DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2845187)

    DirectShow の任意メモリの上書きの脆弱性(CVE-2013-3174)MS の深刻度: 緊急

    Microsoft DirectShow が GIF ファイルを解析する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性により、特別に細工された GIF ファイルをユーザーが開いた場合に、リモートでコードが実行される場合があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。システムでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者のユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

  6. MS13-057 Windows Media フォーマットランタイムの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2847883)

    WMV ビデオデコーダにリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-3127)MS の深刻度: 緊急

    Windows Media フォーマットランタイムが特定のメディアファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性により、特別に細工されたメディアファイルを開くよう攻撃者が誘導した場合に、任意のコードが実行される可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

  7. MS13-058 Windows Defender の脆弱性により、特権が昇格される(2847927)

    Microsoft Windows 7 Defender の不適切なパス名の脆弱性(CVE-2013-3154)MS の深刻度: 重要

    これは、特権昇格の脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、LocalSystem アカウントのセキュリティコンテキストで任意のコードを実行し、システムを完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。この脆弱性を悪用するには、攻撃者が有効なログオン資格情報を所有している必要があります。匿名ユーザーによってこの脆弱性が悪用される可能性はありません。

今月対処されている脆弱性についての詳しい情報は、シマンテックが無償で公開している SecurityFocusポータルでご覧いただくことができ、製品をご利用のお客様は DeepSight Threat Management System を通じても情報を入手できます。

 

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