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シマンテックインテリジェンスレポート: 2012 年 12 月

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12 月のシマンテックインテリジェンスレポートでは、脅威を取り巻く環境に関するシマンテックの世界的な統計を詳しく分析しています。12 月に米国は、スパム(12.7%)、フィッシング詐欺(24.2%)、ウイルス添付ファイル(40.9%)のいずれについても世界最大の発信源であるという、ありがたくない名誉に浴することになりました。リスク別の発生状況について、3 つのカテゴリのうち 1 つか 2 つで米国がトップに立つことは珍しくありませんが、三冠に輝くというのはいささか異例なことです。

そのほかの国別ニュースとして、ノルウェーが最も頻繁にフィッシング攻撃で狙われる国に躍り出ました。12 月のノルウェー国内では、81.4 通につき 1 通の電子メールがフィッシングメールだったことが確認されたからです。ノルウェーは、全世界のフィッシング攻撃の 20.2% と、フィッシングの発信源としても 2 位を占めています。ある国がこのように突出する理由はたいていさまざまですが、申し合わせたように攻撃者のフィッシング活動が集中した可能性は高いでしょう。シマンテックはこの急増について監視を続けており、来月あらためてお伝えする予定です。

また、全世界のスパム量の中では風俗/出会い系の比率が圧倒的で、スパム総数の実に 82.6% を占めました。風俗/出会い系が医薬品スパムをおさえて首位に立つのはよくあることですが、その差がここまで開くことはあまりありません。フィッシングの標的となる業種としては、銀行業が再び最多となり、12 月の全攻撃のうち 65% に達しました。そして、全アドウェアの 80% 以上が、汎用の検出定義で検出されました。これも特に意外な結果ではなく、こうした悪質なプログラムの大部分は汎用の検出として捕捉されるのですが、その比率がここまで高いのも稀です。アドウェアの作成者が目新しい、あるいは独自の攻撃を試みなかったと考えられますが、おそらくはホリデーシーズンで一息ついていたのでしょう。

今月のシマンテックインテリジェンスレポートをダウンロードし、ぜひご活用ください。


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