今月のマイクロソフトパッチリリースブログをお届けします。今月は、23 件の脆弱性を対象として 5 つのセキュリティ情報がリリースされています。このうち 19 件が「緊急」レベルです。
いつものことですが、ベストプラクティスとして以下のセキュリティ対策を講じることを推奨します。
- ベンダーのパッチが公開されたら、できるだけ速やかにインストールする。
- ソフトウェアはすべて、必要な機能を使える最小限の権限で実行する。
- 未知の、または疑わしいソースからのファイルは扱わない。
- 整合性が未知の、または疑わしいサイトには絶対にアクセスしない。
- 特定のアクセスが必要な場合を除いて、ネットワークの周辺部では重要なシステムへの外部からのアクセスを遮断する。
マイクロソフトの 6 月のリリースに関する概要は、次のページで公開されています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms13-Jun
今月のパッチで対処されている問題の一部について、詳しい情報を以下に示します。
MS13-047 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2838727)
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3110)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3111)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3112)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3113)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3114)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3116)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3117)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3118)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3119)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3120)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3121)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3122)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3123)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3124)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3125)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer スクリプトデバッグの脆弱性(CVE-2013-3126)MS の深刻度: 緊急
Web ページのデバッグ中に Internet Explorer のスクリプト処理が不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が Internet Explorer における現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。攻撃者は Internet Explorer を介して、この脆弱性の悪用を目的として特別に細工した Web サイトをホストし、ユーザーを誘導してその Web サイトを表示させる可能性があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3139)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3141)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2013-3142)MS の深刻度: 緊急
Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。
MS13-048 Windows カーネルの脆弱性により、情報漏えいが起こる(2839229)
カーネルの情報漏えいの脆弱性(CVE-2013-3136)MS の深刻度: 重要
Windows カーネルがメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない場合に、情報漏えいの脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、カーネルアドレスから情報漏えいを起こす可能性があります。
MS13-049カーネルモードドライバの脆弱性により、サービス拒否が起こる(2845690)
TCP/IP の整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2013-3138)MS の深刻度: 重要
TCP 接続中に Windows TCP/IP ドライバがパケットを正しく処理しない場合に、サービス拒否の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、標的となるシステムが応答を停止する可能性があります。
MS13-050 Windows 印刷スプーラコンポーネントの脆弱性により、特権が昇格される(2839894)
印刷スプーラの脆弱性(CVE-2013-1339)MS の深刻度: 重要
プリンタが削除されたときに Microsoft Windows 印刷スプーラがメモリを処理する方法に、特権昇格の脆弱性が存在します。
MS13-051 Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2839571)
Office のバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-1331)MS の深刻度: 重要
Microsoft Office が、特別に細工された Office ファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。システムでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者のユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
今月対処されている脆弱性についての詳しい情報は、シマンテックが無償で公開している SecurityFocusポータルでご覧いただくことができ、製品をご利用のお客様は DeepSight Threat Management System を通じても情報を入手できます。
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