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フィッシング詐欺師に執拗に狙われるインドの Web サイト

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寄稿: Ayub Khan

シマンテックは、危殆化したインドの Web サイトにホストされているフィッシングサイトについて継続的に監視を行っています。2011 年には、危殆化したサイトの詳しい調査を実施しましたが、2012 年もフィッシングサイトについて同様の調査を実施しました。

2012 年の 8 月から 11 月にかけて、全フィッシングサイトのうち 0.11% が、危殆化したインドの Web サイトをホストとして利用していました。フィッシング詐欺師は、フィッシングサイトをホストするために多くの分野でインド国内のサイトを狙い続けています。こうしたインドのサイトは多様なカテゴリに分類されますが、標的となった大部分のサイトは、IT 関連(14.40%)、教育関係(11.90%)、製品販売・サービス(9.80%)、工業および製造業(7.30%)、観光・旅行・運輸(5.80%)でした。政府系、電気通信、ISP などセキュリティの高い Web サイトの比率は低く、リストの下位に位置しています。このことから、脆弱な Web サイトほどフィッシングの標的になりやすいことは明らかです。
 

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図 1.フィッシング詐欺の侵入を受けたインドの Web サイトのカテゴリ
 

教育関係は、2011 年には標的となった Web サイトの最上位を占めていましたが、2012 年になると 2 位に下がっていることに注目してください。とはいえ、インド全土の各種学校や大学を含む教育関係は、依然としてフィッシング詐欺に好んで悪用されています。教育関係のカテゴリが上位を占めたのは、ラージャスターン、アーンドラプラデーシュ、デリー、マハーラーシュトラ、パンジャーブの各州でした。都市別で上位を占めたのは、ジャイプル、ハイデラバード、デリー、チャンディガル、バンガロールでした。

インターネットを利用する場合は、フィッシング攻撃を防ぐためにできる限りの対策を講じることを推奨します。

  • 電子メールメッセージの中の疑わしいリンクはクリックしない。
  • 電子メールに返信するときに個人情報を記述しない。
  • ポップアップページやポップアップ画面に個人情報を入力しない。
  • 個人情報や口座情報を入力する際には、鍵マーク、「https」の文字、緑色のアドレスバーなどが使われていることを確かめ、その Web サイトが SSL で暗号化されていることを確認する。
  • ノートン インターネットセキュリティなど、オンラインフィッシングを防止するセキュリティソフトウェアを頻繁に更新する。

 

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