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シャドー IT に目を光らせる

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「シマンテック CIO Sheila Jordan が送るテクノロジのトレンドとニュース」より

IT のプロフェッショナルは、それぞれの組織でシャドー IT にどう対処しているのでしょうか。

先日撮影されたこの動画は、シマンテックの CIO Sheila Jordan と、世界的に著名なサイバーセキュリティのエキスパート Morgan Wright 氏との対談です。シャドー IT をどう監視するか、社内のテクノロジに対する従業員の期待をどのように変えていくのか、移動中のデータをいかにして保護するかなどについて考察し、IT をめぐる意思決定者に向けた助言を述べています。

これは、「Technology Trends and News from Symantec CIO Sheila Jordan(シマンテック CIO Sheila Jordan が送るテクノロジのトレンドとニュース)」と題してお届けしているインタビュー動画シリーズの最新の回です。

シャドー IT を理解する

シャドー IT(またはステルス IT)とは、「会社から明示的な承認を受けずに社内で構築・利用される IT のシステムやソリューション」のことです。IT 部門以外の部署が指定し配備したソリューションを指す場合もあります。

Jordan が IT に関する意思決定者に進言しているのは、第一に、従業員がシャドー IT を使いたくなる理由を把握することです。

「エンジニアリングの部門がいったい何をやっているのか、理解しなければなりません。会社で提供されていないサービスやアプリケーションを探しているわけですから、それが何なのかを突き止めて、そのとおりのサービスを提供する必要があります」

シャドー IT に立ち向かう

Morgan Wright 氏はこうコメントしています。「情報も、デバイスやアプリケーションも爆発的に増えている」ために、従業員は IT 部門が知らないうちに「不正アプリ」を利用するようになり、可視化を妨げている、と。また、この傾向は新しい世代の若い従業員のあいだで特によく見られるとも Wright 氏は指摘しています。

「新しく入ってくる社員は、自分のスマートフォンでできるのと同じ操作性を求めるんです。彼らは、そういうサービスを IT 部門に期待しています。こちらは会社の最も重要な資産、つまりデータを保護しようとしているのに、です」と、Jordan。

IT 部門に必要なのは、「情報を保護するために彼らがする仕事を増やすことです」と Jordan は説明します。言い換えれば、移動中だろうと、最終的にどこに保管されようと、彼らがデータを保護しなければならないということです。

シャドー IT に対処する

Jordan は、シャドー IT を管理するために次のように提言しています。

  1. 社内にシャドー IT が存在することを理解する。
  2. シャドー IT を抱え込む。データと解析に基づいて、社内の環境にあるものを調べる。
  3. 1 つか 2 つのソリューションについて決定を下す。

それ以外はすべて排除することです。

不正アプリケーションのすべてについて「禁止」を申し渡すのではなく、会社を無防備な状態にしない範囲で、この独創的なアプローチを許可し奨励する必要があります。

「アプリケーションには、業務用と個人用という境界線があいまいな部分があり」、その点はクラウドソリューションでもどんなデバイスでも同じである。だから、「データ管理だけではなく、セキュリティソリューションも複雑になっている」、Wright はそうコメントしています。

Jordan の立場から見ると、保護しなければならないのはデータであり、「スマートフォン上のデータでも、これから訪れるモノのインターネット上のデータでもそれは変わりません」。データは、これまでのようにオンプレミスのファイアウォール内部にとどまることなく、さまざまなデバイスやソリューションの間を移動しています。

「私たちは、会社のプロセスが正しく機能していることを保証する必要があります。重要なのは、企業内にとどまらないそうした情報やデータを保護することです」、と Jordan は助言しています。

詳しい内容は、ぜひこの動画を最後までご覧ください。

【参考訳】

その他の投稿者: 

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