Windows XP のサポート終了に関して Endpoint Protection をお使いのお客様が知っておくべきこと

すでにご存じのように、Microsoft 社は Windows XP のサポートを公式に終了しました（Microsoft 社の公式発表は、http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/end-support-helpをご覧ください）。

Windows XP を搭載したコンピュータで Symantec Endpoint Protection をお使いの場合、サポート終了に伴ってコンピュータの保護やシステムのセキュリティにどのような影響があるのか、疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。ここでは、お客様に知っておいていただきたい重要な点をいくつかお伝えします。

1. 新しいオペレーティングシステムに移行する必要はありますか。

はい。お客様にはできる限りの保護対策をご利用いただきたいと思いますが、そのためには完全にサポートされている Windows オペレーティングシステムに移行するのが最善です。攻撃者は今後も、システムに侵入するために悪用できる手口を模索するに違いありません。シマンテックのソリューションによって、新しく出現する脅威から保護はされますが、抜本的には、強固なセキュリティ戦略の一環として最新のオペレーティングシステムとセキュリティ更新を導入することが必要です。

1. ユーザーは保護されますか。

シマンテックは、改めてご案内するまでは Windows XP のサポートを継続いたします。お客様のセキュリティを優先し、新しい Windows オペレーティングシステムに移行するまで保護対策を提供し続けたいと考えています。Windows XP に対して新しいゼロデイ攻撃が発生した場合、Symantec Endpoint Protection をお使いのお客様はインサイトと SONAR という 2 つの技術によって保護されます。インサイトおよび SONAR は、コンピュータの移行途中にも脅威に対して高度な防御を提供する技術です。クラス最高の性能がテストによって実証されており（www.AV-test.orgを参照）、現状の Windows XP でも最高のパフォーマンスを引き続き利用しながら、新しいオペレーティングシステムに対する投資を推し進めることができます。

1. 当面の間、Windows XP システムを保護するために必要な対策がほかにもありますか。

はい。引き続き Windows XP をお使いになる場合は、ほかにもセキュリティ対策を講じることをお勧めします。

A. Symantec Endpoint Protection をお使いの場合:

• 既知の安全なアプリケーションにのみトラフィックの送受信を許可するようにファイアウォールを設定してください。
• アプリケーション制御ポリシーを有効にしてください（http://www.symantec.com/security_response/securityupdates/list.jsp?fid=adcを参照）。
• システムロックダウンを有効にすることを検討してください。これにより、最大限のセキュリティが提供されるため、Windows XP を安全に使い続けたい場合に推奨します（http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=TECH102526&locale=ja_JPを参照）。
• マルウェア対策について、以下の保護層がすべて有効になっていることを確認してください。
  • ウイルス対策
  • 侵入防止システム（http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=HOWTO80872&locale=ja_JPを参照）
  • インサイト（http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=HOWTO80966&locale=ja_JPを参照）
  • SONAR（http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&id=HOWTO80929&locale=ja_JPを参照)

B. Symantec Endpoint Protection Small Business Edition（SEP SBE）、Symantec Endpoint Protection Small Business Edition 12.1、Symantec Protection Suite をお使いの場合:

• 疑わしい変化や挙動（メモリ低下、接続性、不審なアプリケーション活動など）があった場合にすぐ気付けるように、お使いのシステムでカスタムアラートやレポートを有効にしてください。脅威やリスクの一般的な指標となり、脅威による影響を軽減する際にも役立ちます。
• SEP SBE ユーザーがローカル更新ホストをお使いの場合は、最新のアップグレードや更新をすぐに利用できるように、すべての Windows XP システムで LiveUpdate を有効にすることを検討してください。
• Windows XP システム上で、ユーザーによるアプリケーションのインストールを制限してください。
• すべての保護対策（Web、インサイト、SONAR など）が有効になっていることを確認してください。
• 悪用される可能性がある他のアプリケーションやツール（Java や Adobe 製品など）を常に最新の状態に保ち、マルウェア対策を補完してください。

ご不明な点がある場合やサポートが必要な場合には、シマンテックのテクニカルサポートまたはシマンテックパートナーまでお問い合わせください。