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マイクロソフト月例パッチ(Microsoft Patch Tuesday)- 2014 年 4 月

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今月のマイクロソフトパッチリリースブログをお届けします。今月は、11 件の脆弱性を対象として 4 つのセキュリティ情報がリリースされています。このうち 7 件が「緊急」レベルです。

いつものことですが、ベストプラクティスとして以下のセキュリティ対策を講じることを推奨します。

  • ベンダーのパッチが公開されたら、できるだけ速やかにインストールする。
  • ソフトウェアはすべて、必要な機能を使える最小限の権限で実行する。
  • 未知の、または疑わしいソースからのファイルは扱わない。
  • 整合性が未知の、または疑わしいサイトには絶対にアクセスしない。
  • 特定のアクセスが必要な場合を除いて、ネットワークの周辺部では重要なシステムへの外部からのアクセスを遮断する。

マイクロソフトの 4 月のリリースに関する概要は、次のページで公開されています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms14-apr

今月のパッチで対処されている問題の一部について、詳しい情報を以下に示します。

  1. MS14-017 Microsoft Word および Office Web Apps の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2949660)

    Microsoft Office File Format Converter の脆弱性(CVE-2014-1757)MS の深刻度: 重要

    Microsoft Office ソフトウェアが、特別に細工されたファイルを変換する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、現在のユーザーとして任意のコードを実行できる場合があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、影響を受けるシステムを攻撃者が完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

    Microsoft Word のスタックオーバーフローの脆弱性(CVE-2014-1758)MS の深刻度: 重要

    Microsoft Word が、特別に細工されたファイルを解析する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、現在のユーザーとして任意のコードを実行できる場合があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、影響を受けるシステムを攻撃者が完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

    Word RTF のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1761)MS の深刻度: 緊急

    Microsoft Word が、特別に細工されたファイルを解析する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、現在のユーザーとして任意のコードを実行できる場合があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、影響を受けるシステムを攻撃者が完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

  2. MS14-018Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2950467)

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-0235)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1751)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1752)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1753)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1755)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

    Internet Explorer のメモリ破損の脆弱性(CVE-2014-1760)MS の深刻度: 緊急

    Internet Explorer のメモリ内のオブジェクトへのアクセスが不適切な場合に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。この脆弱性によってメモリが破損し、攻撃者が現在のユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できる場合があります。

  3. MS14-019 Windows のファイル操作コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2922229)

    Windows のファイル操作の脆弱性(CVE-2014-0315)MS の深刻度: 重要

    Microsoft Windows が外部ネットワークから実行される .bat ファイルや .cmd ファイルを処理する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、影響を受けるシステムを完全に制御できる恐れがあります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。システムでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者のユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

  4. MS14-020 Microsoft Publisher の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2950145)

    任意のポインタ逆参照の脆弱性(CVE-2014-1759)MS の深刻度: 重要

    Microsoft Publisher が、特別に細工されたファイルを解析する方法に、リモートコード実行の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功すると、現在のユーザーとして任意のコードを実行できる場合があります。現在のユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合は、影響を受けるシステムを攻撃者が完全に制御する可能性があります。攻撃者はその後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成ができる場合があります。

今月対処されている脆弱性についての詳しい情報は、シマンテックが無償で公開している SecurityFocusポータルでご覧いただくことができ、製品をご利用のお客様は DeepSight Threat Management System を通じても情報を入手できます。

 

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